杉本家探訪

 本日は、上洛中の母を連れて「杉本家に伝わる婚礼衣装展」へ。杉本家住宅は、京都市指定有形文化財の、京都で最大規模の町屋であり、杉本家は江戸中期から商っていた呉服店であった(現在の建物は焼失の後明治三年に再建されたものとのこと)。HPはこちら

 今日は一般公開日ではなく、特別公開日なのだが、とある先生からチケットを頂いていており、折角なので訪れる。

 婚礼衣装の刺繍など、確かに結構なものであったが、一番インパクトがあったのは、その場で解説されていたお婆さんのまたお婆さんの嫁入り道具の中に、「初夜の秘め事を学ぶための人形(リアル)」が含まれていたこと。十四才で嫁いだ、性について全くの無知である娘への、親心でした、との解説。なんともまあ。(といっても私の言語では再現不可能な、もっと包み隠しながらも要点は全部分かっちゃう、なんとも「京」な口ぶりでの解説。)ちゃんとお布団に隠されていて、解説の上品なお婆さんが「こんな面白いものもあるんですよ(チラリ)」とちょっとだけ見せてくれるという趣向。