で、下の告知のレクチャーをするために、これをようやく開いてみたのですが、
- 作者: 田崎英明
- 出版社/メーカー: 未来社
- 発売日: 2008/01/01
- メディア: 単行本
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これは、急進主義ですな。ヴィルノなんかに言わせれば、現在人間の能力はことごとく労働に吸収されている。資本主義に対抗するために「能力」を発揮する場がない(アーレント的には仕事も活動もない)。
ではどうするかというと、「降りる」。
つまり、能力のパフォーマンスを拒み、無能となる。そして逆に、無能こそ全能なる資本主義の補遺であり、「弱い鎖」である、というところまでくると、これはルカーチ主義ではないのか?
と思いつつ、全然関係ないがこちらも同時に読み進めていて、
Crisis? What Crisis?: Britain in the 1970s
- 作者: Alwyn W. Turner
- 出版社/メーカー: Aurum Press
- 発売日: 2007/05
- メディア: ハードカバー
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無知をさらすと、ヴァネッサ・レッドグレイヴがこれほど活発に政治にコミットしているというのは知らなかった。ふーん。