人間基督

 ああ、忙しい、忙しい……

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

 ↑忙しいんじゃないのかよ!!

 いやー、面白くて止まらなくなって、下巻まで一気読みしてしまいました。亀田の6袋入りの柿の種を、「一袋だけ食べよーっと」と開けて、気づいたら全部食べていたときのような自己嫌悪にさいなまれます。

 この本とその映画版についての評はまったく読んでないが、このカトリック批判は波紋を投げかけてはいないのだろうか。いまさらそんなにムキになるほどではないのかな。米・仏・英の俗な「比較国民性論」のネタとして面白いかも。不満としては、巻頭にまとめられている写真のせいで、タネがだいたい予想できてしまうこと。ミステリー小説としては決定的にまずいだろう。製本上の制限もあるのだろうが、関連のあるページの近くに写真を入れてほしかった。