声に出して読む・・・

 昨晩はゼミの打ち上げ。これまで飲み会の類は回避してきたが、さすがに学生の圧力に負けて。ふたを開けてみると、飲む飲む。学生たち。まあ、3回生ともなると飲み方を心得ているのは当たり前なんだろうけど。

 中教審の教育課程部会から、小中の「国数理」の授業時間を増やすべきとの報告が出されたそうである。特に国語については、「全ての教科の基本」として充実させるべきとのこと。

 教育現場の片隅にいる者としては、ここまでは納得。英語を教える上でも、学生の日本語能力の欠如は障害となる。大歓迎。

 でも、その「充実」の内容が、「古典の音読」というのは、ピントはずれもはなはだしい。いや、学習指導要領のピントのはずれ方など、いまさらムキになることでもないのかもしれないが、なぜこんな案が出てくるのか、理解に苦しむ。どうせ、部会のメンバーに「そういう人物」がいるのだろう。

 まあ、それよりも小学校に英語教育が導入されるかどうかが気になるわけだが。その是非はよく分からないが、商売上の問題として(小学校の教員免許を出すとなると、圧倒的に仕事が増える、かも)。