春休みが終わったら

 本日は、前期一般入試。

 出願状況は、当然のことながら「予断を許さない状況」。まあ、増えるわけはないし、激減しているわけでもないので、順当なところなのだろう。

 春休みの宿題を確認したので、今度はちょっと気が早いが来年度の展望について。

 来年度は、学部・大学院・非常勤を合わせると、授業は前期12コマ、後期10コマ。以前書いたように、概論などの専門科目はあえて遠慮して、基礎教育に集中する(学部の授業のうち5コマは英語)。ゼミは「文学」を看板にかかげず、「翻訳」を看板とした。扱う教材の自由度を増し、かつ英語をきっちり読ませるゼミにするための方便である。「責任ある翻訳」をするためには、基本的な「ものを調べる能力」の養成が不可欠でもあるだろうし。「なぜ」と思われるかもしれないが、学生の基礎学力の現状をを目の前にすれば当然必要な工夫だと思っている。

 その結果(なのかどうか知らないが)、先日のゼミ希望提出の結果、約4分の1の学生が私のゼミを希望。しかし、以前書いたように、面接したりしてゼミ生を決定するわけではない。「神の見えざる手」で人数が適正になるまで希望を募り続けるらしい。

 研究については、まずは英文学会。「戦間期の文化研究」というテーマ。どうも、すでに提出して公表された発表要旨からかけ離れて行きそうな予感。戦間期文化人類学について調べるべし。

 あと、秋にはリメディアル学会(正式名称忘れた。コンセプトはリメディアルの学会)で、英語教育について話すことになった。

 予定されている学会発表等はそれだけだが、これまでの「NOと言えない日本人」「仕事の断れない売れない芸人」を改め、博論に集中しなければならない。上記の授業コマ数、その他の大学業務(かなり重たい委員会に所属する予定)に加えてそれができるかどうか、はなはだ不安だが、死ぬ気でやるしかない。

 肝心の博論テーマが定まらない。ウルフを冠にすべきか、それとも……というところが大きな分かれ道。この段階でこんなこと言ってるようじゃまずいが。