都から都へ

 土日は東京。Raymond Williamsの読書会と、イギリス文化教科書プロジェクト。

 Williamsについては、改めて彼の「田舎性」の重要性を認識。organicism批判と『田舎と都会』、metropolitan perceptionsなどが一本の糸でつながってきた。

 一般的にも田舎というテーマは重要性を増しているように思える。一元的グローバリゼーションの幻影の裏側には、相変わらず存在する南北問題もあるだろうが、一国内での都会と田舎という格差の存在も見逃せない(とりわけ、ネオリベ政策による地方の「切り捨て」の状況にあっては)。「田舎の生活」の美化が最近盛んであるように思えるのも、理由なきことではないのでは。現実の田舎の荒廃の、想像的解決。かように、地方公務員の子息は愚考するわけであります。

 読書会後はE藤氏、S木氏と朝までカラオケ。想定の範囲内

 文化教科書については、参加するたびに「一次資料読まなきゃなあ……」と反省する。その一方で、一次資料の放つオーラにどこまで抵抗できるかも重要だなと思ったり、思わなかったり。まあそれはちゃんとやってから言え、というところか。

 東京は晴れていたけどその間に京都では積雪。夜10時に帰宅して明日の一限の準備。ふぅー。