さっき書いたのに、また書いちゃいます。
ええ、逃避行動ですよ。だって、テレビつけても、NHK以外の全ての局は阪神一色だし。
関西に初めて住んで、いまだひとつだけなじめないのが、これ。阪神。飲み会なんかでは、当たり前のように阪神の試合結果でみんな盛り上がる。いや、私、阪神ファンじゃないとかでなくて、それ以前に野球に興味ないんですよ。
さて、ちょっと注目のニュースが。
米リフトポート・グループ社は27日(米国時間)、地球と宇宙の間での物資などを運搬する「宇宙エレベーター」で、初の空中昇降テストに成功したと発表した。気球から模擬ケーブルを吊した試作機を使って行なったもので、ロボット昇降機を約300メートルの高さまで昇らせることができたという。
同社の『リフトポート・スペース・エレベーター』構想では、太平洋上の赤道付近に海上プラットフォームを建設し、上空10万キロメートルの宇宙空間までカーボン・ナノチューブ製のケーブルを張って、ロボット昇降機で物資や人間を運搬する。宇宙船を使うよりも大幅なコスト削減が見込めるとしており、 2018年4月12日の運行開始を目指している。
同社は、今回初めて上空テストのための米連邦航空局(FAA)の認可を受け、20日、米ワシントン州でテストを実施した。直径4メートルの気球から吊した合成ファイバーグラス製のリボンを10.5キログラムのロボット昇降機が昇り、305メートルの高さまで到達させた。
宇宙エレベーター、マジで開発してるのね。
どこが注目やねん、とツッコミ入りそうだけど、この宇宙エレベーター(もしくは軌道エレベーター)というのは、古くはアーサー・C・クラークの『楽園の泉』から、キム・スタンリー・ロビンスンの火星シリーズ(下のリンクを参照)に至るまで、SFの道具立てとして利用され続けてきた技術なんです。
そういえば、以前紹介したマンガの『暁星記』にもそれらしきものが出てきます。
Wikipediaで「軌道エレベータ」の項目を見ると、かなり詳しく解説してある。でも、ロビンスンの作品が抜けてる……
しかし、この宇宙エレベーターを可能にするとされるカーボン・ナノチューブという素材って、ほんの15年くらい前に発見されたばかりで、まだ加工方法が確立してないのだね。2018年に運行開始って、無理だろう。
と、SFプチオタクぶりを発揮しつつ、仕事に戻ります。今日は徹夜だな。
- 作者: キム・スタンリーロビンスン,Kim Stanley Robinson,大島豊
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1998/08/26
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
- 作者: キム・スタンリーロビンスン,Kim Stanley Robinson,大島豊
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1998/08/26
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (19件) を見る