第24回冷戦読書会

 告知です。私がしゃべります。

第24回冷戦読書会

とき:2011年10月29日 13:00〜
ところ:一橋大学国際研究館5Fゼミ室2
報告者:河野真太郎

テクストと内容:
 今回はイギリスの冷戦期を考える、ということで、J. G. バラードの『結晶世界』を読みます。コンラッドの『闇の奥』の本歌取りともいえるこの作品が、その『闇の奥』と比較した際にもっている歴史的・地政学的な特殊性と、その批評・研究による抑圧の問題をフレドリック・ジェイムソンの「時間性の終焉」という論文を参考にしつつ考えたいと思います。最終的に、『結晶世界』と、バラードののちの、ふつうは別のフェーズの作品と考えられそうな『クラッシュ』との連続性に焦点が当てられることになると思いますので、そちらも読むか、映画版を見ていただけるとわかりやすくなるかもしれません。