形ある食事

 胃腸炎らしき症状で気が乗らない中、自分でブログに投下したジェイン・オースティンネタに触発されて、これを眺めてしまう。

 胃腸炎でむかむかする腹をかかえているせいか、非常にむかむかしながら観る。このジェイン・オースティン・ブック・クラブのひとたちのディスカッションは、オースティン小説の登場人物の性格とか行動とかを多少の同一化や投影もとりまぜながら云々するという、一言で言えば「キャラ萌え」的な読み方で、なんだかどこかで見た風景であったりしつつも、ちょっと蕁麻疹が出そうになるたぐいのものなのであったりする。「どーでもいいよ」と叫びたくなるというか。ジェイン・オースティンをたんにキャラ萌えしながら読める特権への憤怒と憐れみと胃腸炎がないまぜになったどす黒い感情に押し流されながらも、惰性で最後まで見てしまうことを押しとどめるほどの気力もなく、でも今日の夕食ではようやくおかゆと肉まん半分が食べられました。