新学期2

 本日は英語2コマとゼミ初日。

 時節柄、業界系ブログは「新学期」の話題でもちきり(というほどのテンションでもないが)だが、「やられた」と思わされてしまうのはやはり内田樹氏のブログ。曰く、

何を買いに来たのかわからない客と、何を売っていいのかわからない商人が、なんとなくぼおっと向かい合っている状態。
それが大学の新学期である。

 このおっさんが(失礼)売れているのは、ひたすらその言語能力によるところだと思う。現実を言語化する能力というより、言語によって現実をつくり出す能力。

 本日のゼミの風景も、このように記述されると、まさにそのようなものだったように思えてしまう。

 これ、つまり言語によって現実をつくり出すことは教師の大きな仕事のひとつなのだろう。それは捏造をするということでは全くない。この際の「現実」とはラカン的な現実、すなわち言語によって遡及的に定立される無意識・欲望だということだ。

 さて、明日は遠出で6時起きなので、そろそろ寝る準備(アルコール摂取)しよっと。