会議と手帳

 本日は本格的な仕事始め(といっても研究者に仕事納めも仕事始めもないのだが)。

 授業3コマに会議。休み明けはやはり調子が出ない。

 会議では、春休みに行う「リメディアル講座」というか、言葉を変えれば「補習」について。とにかく学生はリーディングと文法に弱い。ウチの大学だけかと思いきや、この件について相談した、さる進学高校の先生も同じ悩みを持っていて、対策に乗り出しているそうだ。

 「話すこと」「聞くこと」を先に持ってきた学習指導要領が、みごとに効果を発揮しているということだ。同時に日本語読解能力の欠如も、英語学習の足かせになっている。簡単な英語でも、ちょっとレトリカルになると突然読解できなくなるのだ。ざっと見渡したところ、大学に入るまでに本を一冊通して読んだことのない学生がごろごろしている。入学前教育をやるとして、英語じゃなくて読書感想文でも課した方がいいんじゃなかろうか。

 と、学生の力不足を嘆くのは今の大学教員の落とし穴。「それでもやらなきゃいけない」のだ。

 ……なんにせよ、会議が終わってみると、手帳の2・3月が真っ黒に。