Orlando/Bloom

 という名にはどうしても反応してしまう英文学者。

 明日にはこの続編のDVDが発売されようかという時になぜこれかというと、教材にしているのです。

 翻訳ゼミは小説、エッセイ、新聞記事、演劇と来て、あとはシラバスに謳っていた「字幕作成」をしようと思ったのだが、たぶん字幕なしの英語作品を全部聞き取って訳すのは無理があろうと思い、思いきってすでに英語字幕も日本語字幕もあるものを取りあげ、「元々の英語の直訳」を作り、それをなっちゃん戸田奈津子はん)の字幕と比較してみましょう、という企画とする。

 英語字幕自体が省略というか、抜け落ちがあるので、それを補う作業も必要だし、学ぶこととはまず真似ることであるという原則からも、すでにある字幕がなぜそういう字幕になったのか、ということを分析することは無意味でないどころか勉強になるはず。

 ディズニー映画だけあって英語は訳しやすい(破格な部分が少ない)し、セクシュアリティ表現がほぼゼロなので、扱いやすい。