結局サバティカルの一年間はブログに近寄らずじまいになってしまいました。ですが、そのサバティカル期間の最後に重要な編著が出版されましたので告知です。
- 作者: 日本ヴァージニア・ウルフ協会,河野真太郎,麻生えりか,秦邦生,松永典子
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2016/08/20
- メディア: 単行本
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日本ヴァージニア・ウルフ協会の出版企画ということですが、ウルフという作家についての論集というよりは、今回は思い切りテーマを絞りました。それは、ポストフェミニズムから(勃興的な)第三波フェミニズムへ向かう現在の視点から20世紀のフェミニズムを振り返って再読しようというものです。詳しくはまずは「はじめに」を読んでいただきたいところですが、フェミニズム文学(理)論だけではなく、広くフェミニズムについての問題提起を行うことを目指した書物です。